「善知識」という言葉に出逢って

禅会で配布された「善知識(ぜんちしき)」の資料 整体の考え方
坐禅会で方丈様からいただいた「善知識」のお話 整体療術院UP

―― 今を感じる、坐禅の時間

毎月第三日曜日の朝6時から、坐禅会に参加しています。

もう10年ほどになります。

私にとって、この坐禅会は毎月の予定の一つというより、今ではなくてはならない、かけがえのない貴重な時間になっています。

朝の静かな時間にお寺へ行き、皆さんと一緒に坐る。

そして坐禅の後には、方丈様からその時々のお話をいただきます。

今日も、いつものように坐ってきました。

今回、方丈様からいただいたお話は、「善知識(ぜんちしき)」についてでした。

「善知識」とは

「知識」という言葉は、私たちが普段からよく使う言葉です。

何かを知っていることや、あることについての知識という意味で使います。

けれども、仏教でいう「善知識」は、少し違います。

正しい教えを説き、導いてくれる師。

そして、同じ道を志して歩む友。

そうした人を「善知識」と呼ぶそうです。

つまり、自分一人で歩いているのではなく、人生の中で出逢った人から学び、支えられ、ときには導かれながら歩んでいく。

そんな「人との出逢い」を表す言葉でもあるのだと思います。

「出逢いがすべてじゃ」

今日のお話の中で、總持寺独住第二十一世の梅田信隆禅師がよく仰っていたという、

「出逢いがすべてじゃ」

という言葉が紹介されました。

考えてみれば、今、自分の周りにいる人たちとの出逢いは、決して当たり前ではありません。

もし自分が生まれた時代が少し違っていたら。

もし生まれた場所が違っていたら。

もし、ほんの少し違う道を歩いていたら。

今、一緒にいる人とは出逢っていなかったかもしれません。

普段は何気なく過ぎていく一つひとつの出逢いも、考えてみれば、とても貴重なものなのだと思います。

霧の中を歩くように

今日のお話の中には、こんな言葉もありました。

「霧の中を行けば覚えざるに衣しめる。」

霧の中を歩いていると、気がつかないうちに衣が湿っている。

それと同じように、よき人のそばにいると、自分でも気づかないうちに、少しずつその人から影響を受けていく。

そんな意味の教えです。

これは、とても興味深い話だと思いました。

人から何かを教えてもらったから変わる。

何かを強く意識したから変わる。

そういうことだけではないのかもしれません。

一緒に過ごす。

同じ時間を過ごす。

その人の姿を見ている。

そんな何気ない時間の中にも、人から受け取っているものがあるのだと思います。

「今を感じる」ということ

曹洞宗の坐禅は、何か特別なものを得るために坐るのではなく、ただ坐ることを大切にしています。

私自身も、「ただ坐る」ということが簡単にできているわけではありません。

それでも、坐っている間はできるだけ「今を感じる」ことを大切にしています。

今、自分はここにいる。

今、こうして坐っている。

聞こえてくる音がある。

呼吸がある。

そんな「今」に意識を向けながら、静かに坐ります。

以前、坐禅と瞑想の違いについても書きました。

🧘‍♂️ただ坐るということ 〜坐禅と瞑想、その違いから見える「今」の捉え方〜

そして、坐禅の後に方丈様からいただくお話も、できるだけそのまま素直に受け取るようにしています。

今日の「善知識」というお話も、そうでした。

坐禅をして、今を感じる。

その後でいただく言葉だからこそ、頭で考えて理解するだけではなく、自分自身のこととして自然に受け取ることができるのかもしれません。

これまでの坐禅会でも

これまでにも、毎月の坐禅会で方丈様からいただいたお話を、いくつかブログに書いてきました。

「応病与薬」「春光日々新」「明珠在掌」。

その時々にいただいた言葉を、自分なりに受け止めて書いたものです。

振り返ってみると、その時はその時で心に残った言葉がありました。

そして今日もまた、「善知識」という言葉に出逢いました。

10年間の坐禅会を振り返って

気がつけば、坐禅会に参加するようになって10年ほどになります。

10年という時間を振り返ると、その間にも本当にいろいろな出逢いがありました。

坐禅会で出逢った方。

これまでの人生の中で出逢ってきた方。

その一つひとつが、今の自分につながっているのだと思います。

そして、今日こうして「善知識」という言葉をいただいたことで、改めてそのことを考える時間になりました。

もしかすると、これまで何気なく過ごしてきた出逢いの中にも、自分にとって大切なものがたくさんあったのかもしれません。

今日は秋のお彼岸

そして今日は、秋のお彼岸の入りでもあります。

お彼岸というと、お墓参りやご先祖様を思い浮かべる方が多いと思います。

私も以前、お彼岸についてあらためて考えたことをブログに書きました。

🌿 お彼岸とは?〜自然とご先祖、そして自分自身を調える時間〜

こうして考えてみると、今日という日は、普段より少し立ち止まって、自分の周りにあるものや、これまでの出逢いに目を向けるのにちょうどいい日なのかもしれません。

これからも、今を感じながら

10年ほど続けてきた坐禅会ですが、毎回同じように感じるわけではありません。

その時の自分によって、心に残る言葉も違います。

そして、その言葉をその時の自分がどう受け取るのかも、きっとその時にしか分からないものなのだと思います。

今日いただいた「善知識」という言葉も、これから先、ふとした時に思い出すことがあるのかもしれません。

そんなことを考えながら、今日も坐禅会を終えました。

毎月こうして坐ることができること。

そして、そこで人と出逢い、言葉と出逢えること。

私にとって、やはり大切な時間です。

今日も、貴重な時間をありがとうございました。

※今回のお話は、毎月参加している坐禅会で方丈様からいただいたお話をもとに、私自身が感じたことを書いたものです。
観行満禅

私が坐禅会に参加しているお寺さんのホームページです
↓↓↓
https://sotoshu-kannonji.com/

 

整体療術院UPのご案内

整体療術院UP
新潟市秋葉区北上2-13-9
0250-22-5973
顕上 義宗(けんじょう よしむね)

👉 Googleマップで整体療術院UPを見る
👉 整体療術院UP公式ブログ トップページへ戻る

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました