今の自分を受け入れて、今を楽しむ

秋の風景の中を歩く人と年齢を重ねた体との付き合い方 整体の考え方
整体療術院UP

昔の自分や誰かと比べるのではなく、今の自分の体を見てみる

10月になりました。

暑さも少しずつ和らぎ、体を動かすには気持ちのいい季節です。

「運動の秋」という言葉もありますね。

整体でお客様とお話をしていると、年齢を重ねることと体の変化について話題になることがあります。

「若い頃は、もっと動けたんだけどね」

「昔はこれくらい簡単にできたのに」

そんな言葉を聞くことがあります。

確かに、年齢を重ねれば、若い頃と同じようには動けないこともあります。

そんなとき私は、

「今の自分を受け入れることも大切ですよ」

というお話をすることがあります。

すると、中には「受け入れる」という言葉を、少しマイナスに感じる方もいらっしゃいます。

「受け入れるって、諦めることでしょう?」

そんなイメージがあるのかもしれません。

でも、私が考える「受け入れる」は、諦めることではありません。

今の自分の状態を知ること。

まずは、そこからなのだと思います。

昔の自分と比べてしまう

例えば、若い頃にスポーツをしていた方なら、

「昔はもっと速く走れた」

「もっと重いものを持てた」

「もっと長い距離を泳げた」

という経験があるかもしれません。

それは素晴らしい経験です。

けれど、そのときの「全盛期の自分」を、何十年後の自分の基準にし続ける必要があるのでしょうか。

60代になっても。

70代になっても。

80代になっても。

90代になっても。

ずっと若い頃の自分と比べ続けるのでしょうか。

もちろん、年齢を重ねても、速さや距離、重さなどを目標にして体を動かすことはできます。

それを楽しむことも素敵なことです。

ただ、それだけが体を動かす楽しさではないと思うのです。

【関連記事】
年齢とともに変わる体との付き合い方については、こちらの記事でも書いています
「体は、一生付き合っていくものです」
https://202507091657fv77e465.conohawing.com/body-lifelong-health/

人と比べることでも、同じことが起こります

体操教室などに通っている方から、

「周りの人はできるのに、自分はできない」

という話を聞くことがあります。

同じ動きをしているのだから、つい隣の人と比べてしまいます。

「あの人はあんなに体が動く」

「自分はここまでしかできない」

そうやって比べているうちに、

「自分はできない」

という気持ちになってしまう。

でも、本当に見る必要があるのは、隣の人の体なのでしょうか。

もしかすると、

今の自分の体は、どこまでできるのだろう。

こちらを見る方が大切なのかもしれません。

「できる・できない」だけではない

例えば、走ることを考えてみます。

人より速く走れるようになることを目標にする。

それも一つです。

でも、

「前より少し長い距離を走れた」

「今日は気持ちよく走れた」

「走った後が気持ちいい」

「無理なく続けられている」

ということも、走る楽しさではないでしょうか。

水泳なら、人より速く泳ぐことだけではなく、

以前より少し長く泳げたこと。

水の中にいる気持ちよさ。

泳ぐことそのものを楽しむこと。

筋力トレーニングなら、人より重いものを持つことだけではなく、

今の自分に無理のない重さで続けること。

体操なら、みんなと同じように動くことだけではなく、

自分のできる範囲で体を動かすこと。

速さ、重さ、距離、タイム。

数字で見ることもできます。

でも、それだけではありません。

気持ちよさや楽しさも、自分の体と付き合っていくための大切なものです。

【関連記事】
「運動は“強ければいい”わけじゃない? 健康を守るための「ちょうどいい運動」の考え方」
https://202507091657fv77e465.conohawing.com/just-right-exercise/

今の自分だから見つかる方法

「昔と同じようにできない」

「人と同じようにできない」

そう思ったとき、

「できないからやめよう」

と考えることもできます。

でも、

「今の自分なら、どうしたらできるだろう?」

と考えてみたらどうでしょう。

若い頃は、力や速さ、体力があればできたこともあります。

でも、年齢を重ねれば、同じ方法にこだわる必要はありません。

動き方を変えてみる。

ペースを変えてみる。

距離を変えてみる。

休む時間をつくる。

別の方法を試してみる。

目標そのものを変えてみる。

すると、「できない」という一つの答えだったものが、

「こうならできるかもしれない」

に変わっていきます。

「できなくなったこと」ばかりを見ていると、視野は狭くなってしまいます。

でも、「今の自分には何ができるだろう?」と考えてみると、今までとは違う方法や楽しみ方が見えてくることがあります。

そして、その中から自分に合ったものを選べるようになる。

それは、年齢を重ねたからこそ持てる視野なのかもしれません。

今の自分を受け入れることは、可能性を狭めることではなく、可能性を広げることなのかもしれません。

過去でも、未来でもなく、今を楽しむ

私たちは、ときどき過去の自分と今の自分を比べます。

「あの頃はできたのに」

と後悔することもあります。

反対に、

「これから体がもっと動かなくなったらどうしよう」

と、まだ起こっていない未来を心配することもあります。

でも、過去は変えることができません。

そして、まだ起こっていない未来のことは、誰にも分かりません。

私たちが実際に生きているのは、

今この瞬間です。

今の自分の体でできることを見つける。

今の自分なりの方法を見つける。

そして、今できることを楽しむ。

今日、気持ちよく歩けた。

少し遠くまで行けた。

体を動かして気持ちよかった。

誰かと一緒に楽しめた。

そんな小さなことも、今を楽しむことの一つです。

過去の、できていた自分ではなく、
まだ起こっていない未来の自分でもなく、
今の自分を楽しむ。

そんな時間を大切にしてみるのもいいのではないでしょうか。

【関連記事】「秋を楽しむために、今の体を見てみませんか?」https://202507091657fv77e465.conohawing.com/autumn-body-balance/

今の体と、これからも付き合っていく

体は、一生付き合っていくものです。

だからこそ、昔の自分を追いかけ続けるのではなく、

今の自分の体はどうなっているのか。

まずは、そこを知ってみる。

そして、

今の自分には何ができるのか。

そこから探してみる。

若い頃とは違う方法が見つかるかもしれません。

人と比べる必要のない楽しみ方が見つかるかもしれません。

今までとは違う目標が見つかるかもしれません。

そうやって考えていくと、

「年齢を重ねたから、できなくなった」

だけではなく、

「年齢を重ねた今だから、見つけられることもある」

のではないでしょうか。

今の自分を受け入れることは、立ち止まることではありません。

今の自分を知ることから、新しい一歩が始まる。

そして、その一歩一歩を楽しみながら、今の体と付き合っていく。

自分の今を楽しめると、周りの見え方も変わる

そして、自分なりの楽しみ方が見つかると、不思議なことに周りの人の見え方も変わってくるのではないでしょうか。

体操教室で、自分より上手にできる人がいたとしても、

「自分はできない」

と比べるのではなく、

「すごいな」
「頑張っているな」
「楽しんでいるな」

と、その人のことを自然に見られるようになる。

自分の中に「今の自分はこれでいい」という軸ができると、人の「できる」が自分を苦しめるものではなくなっていきます。

むしろ、頑張っている人を応援したくなる。

そして、

「自分も自分なりに楽しもう」

と思えるようになる。

今の自分を受け入れることは、自分だけのためではないのかもしれません。

自分の今を楽しめるようになると、周りの人の今も、自然に応援できるようになる。

そんなこともあるのではないでしょうか。

この秋、そんなふうに自分の体を見つめてみるのもいいかもしれません。

今この瞬間を、楽しんでいきましょう。

整体療術院UPでは、今の体の状態を確認しながら、体全体のバランスを整えることを大切にしています。

「昔の自分に戻す」のではなく、
今の自分の体を知ること。

そこから始まる「整える」を、これからも大切にしていきたいと思います。

整体療術院UPの整える世界へようこそ。

【関連記事】
「整体療術院UPが大切にしている『整える』という考え方」
https://202507091657fv77e465.conohawing.com/body-balance-philosophy/

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