こんにちは、整体療術院UPです。
今回のブログは、2025年4月に参加した坐禅会での学びの記録です。
毎月第3日曜日に地元のお寺で行われる坐禅会に参加し、坐禅のあとにはお経をお唱えし、住職様(方丈様)から配られるプリントをもとに法話をお聞きしています。私にとって、とても貴重でかけがえのない時間です。
📖 今回のプリントより(そのまま転記)
『春光日々新(しゅんこうひびあらたなり)』《中国古典「大学章句」》
冬が明けて春の光が大地を温めていく季節は気持ちも明るくなっていくものです。
「春光日々新」とは、春になれば温かい春の日差しが毎日のように私たちを温めてくれるけれども、一日として同じ春の日差しはなく、一瞬一瞬が新しく刻まれた時であり、そこに生きる私たちは同じ日々を繰り返しているのではないのだということを説いています。
紀元前千六百年頃、殷という国の初代皇帝の湯王という人がおりました。その皇帝が使っている洗面器には「苟に日に新たに、日々に新たにして、又日に新たなり」と書いたものを貼り付けていたといわれます。これは先に述べた「春光日々新」と同じ意味です。湯王はこのことを忘れてはならぬと自戒の念を込めて貼り付け、顔を洗う度に繰り返し読んでおられたのです。
私たちはつい、朝が来て日が暮れることが毎日同じように繰り返されると思いがちです。しかしそれは昨日と同じ朝ではなく、全く新しい一日の始まりであるということを自覚しなければなりません。今という一瞬は繰り返された今ではなく、全く新しい今であるから、繰り返せる毎日の行いにも心を新たにして接することで、生き生きとした日々を送ることが出来るのではないでしょうか。
※今回も学び多き坐禅会でした。
整体療術院UPとしての受けとめ
「春光日々新」という言葉は、整体の仕事にもそのまま通じると感じました。
体は常に変化しており、昨日の体と今日の体は同じではありません。だからこそ、「今」という瞬間に合わせた整え方が必要であり、その積み重ねが日々の健やかさにつながります。
普段の生活でも、つい「いつもと同じ」と思いがちですが、実際には一日一日が新しく、二度と同じ瞬間はありません。整体の場面でも、毎回新鮮な気持ちで体と向き合うことが、安心や回復につながるのだと改めて感じました。
おわりに
今回も坐禅会で貴重な学びをいただきました。
「春光日々新」という言葉を胸に、整体療術院UPでも日々の施術に心を新たにして臨んでいきたいと思います。
※今回の学びとあわせて、前回3月の坐禅会でいただいた「応病与薬(おうびょうよやく)」の教えもぜひご覧ください。👉🌿 坐禅会 2025年3月「応病与薬(おうびょうよやく)」に学ぶ
※🔗 観音寺 公式ホームページ👉https://sotoshu-kannonji.com/
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顕上 義宗(けんじょう よしむね)
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