【元バレエ・体操経験者へ】昔の柔軟性が「今の股関節の違和感」につながる理由

バレエ経験者の女性が若い頃の柔軟な姿勢と、今の股関節の違和感を感じる姿を対比したイラスト からだの不調
若い頃の柔軟性が“今の股関節の違和感”につながることも。整体療術院UP

若い頃の柔らかさが「今の違和感」につながることも

「昔はこんなに柔らかかったのに、今は全然できない」そんな言葉を、最近よく耳にします。

特に、体操やバレエをされていた方は、若い頃には見事な開脚や柔軟な動きをされていたと思います。その頃は、痛みもなく、むしろ「柔軟性がある=健康的」と感じていたはずです。

ところが、年齢を重ねてくると――股関節や骨盤まわりに違和感が出てきたり、体が硬くなったように感じたりする方が少なくありません。

実はこれ、昔の体の使い方の名残が今のバランスに影響していることがあるのです。

柔らかさの裏にある「支える力」の大切さ

バレエや体操で求められる柔軟性は、見た目には美しくても、関節や靭帯に大きな負担をかけています。

若い頃は筋肉の張りや回復力で支えられていたため、痛みを感じにくく、「問題ない」と思っていたかもしれません。

でも、年月が経つうちに筋力や弾力が落ちてくると、かつての“柔らかさ”が“安定しにくさ”に変わってくるのです。

「股関節のはまりが浅い気がする」

「片方だけ詰まるような感じがある」

こうした感覚を訴える方の多くは、

関節そのものよりも体の支え方や立ち方・使い方が変わっています。

柔らかさが悪いのではなく、柔らかさを支える「土台」が整っていない状態なんですね。

【関連記事】体の土台を整えると、待っている良いこと
👉https://202507091657fv77e465.conohawing.com/body-foundation-benefits/

成長期の体の使い方も影響する

小・中学生の頃にバレエや体操をされていた方も、その頃の動きのクセが今に影響していることがあります。

まだ骨や関節が成長途中の時期に、同じ方向への開脚や反り返りを繰り返すと、骨盤や股関節のバランスがわずかに偏ったまま成長してしまうことがあります。

それが大人になってから「片方だけ違和感がある」「腰が重い」といった形で現れることもあるのです。

「整える」ことが、柔軟性を取り戻す第一歩

最近では、開脚やストレッチのブームがありました。

「180度開く」「ベターッとつく」といった目標に向けて、多くの方がチャレンジされましたね。

ただ、そのときも「体の土台」が整っていなければ、ピラティスやジムでの運動と同じで、かえって負担をかけてしまうことがあります。

大切なのは――

柔らかくする前に、整えること。

【関連記事】
  痛みも健康もリハビリも、より良くしていく鍵は“体の土台”
👉https://202507091657fv77e465.conohawing.com/body-foundation-key/

体のバランスが整えば、無理をしなくても自然と動きやすくなり、結果として「柔らかさ」も戻ってくることが多いのです。

バレエや体操は、やはり素晴らしい

体操やバレエは、体の感性を高め、しなやかさや美しさを育ててくれる素晴らしい文化です。

整体療術院UPでは、それを否定するのではなく、「その経験を今の体に合う形で活かす」ことを大切にしています。

競技に近い動きほど、体には繊細なバランスが求められます。

だからこそ、今の体に合った形でその美しい動きを支えてあげる――

それが“整える”という考え方です。

🌿 おわりに

若い頃の柔軟性は、間違いなくあなたの体にとっての財産です。

ただ、その柔らかさを今の体で無理に再現するのではなく、今の自分に合った使い方に整えることが大切です。
【関連記事】
年齢による改善スピード
👉https://202507091657fv77e465.conohawing.com/improvement-speed-age/

昔の体を取り戻すのではなく、今の体をより良く活かす。

その先に、本当の「しなやかさ」があります。

整体療術院UP
新潟市秋葉区北上2-13-9
☎ 0250-22-5973
顕上 義宗(けんじょう よしむね)

👉 Googleマップで整体療術院UPを見る
👉 整体療術院UP公式ブログ トップページへ戻る

コメント

タイトルとURLをコピーしました