こんにちは、整体療術院UPです。
今回のブログは、2025年5月に参加した坐禅会での学びの記録です。
毎月第3日曜日に地元の曹洞宗 福聚山 観音寺で行われる坐禅会に参加し、坐禅のあとにはお経をお唱えし、方丈さまから配られるプリントをもとに法話をお聞きしています。私にとって、とても大切でかけがえのない時間です。
📖 今回のプリントより(そのまま転記)
明珠在掌(みょうじゅたなごころにあり)
禅の教えでは、人は生まれながらにしてそれぞれ曇りのない明珠(宝珠)をもっているといいます。明珠とは、世界中にたったひとつしかない本当の自分のことです。つまり、あなたは美しく輝く珠と同じなのです、あなた自身が尊いのです、ということなのです。
しかし、私たちはとかく自分に自信が持てず、人を羨んだり、自分なんかいなくたっていいんだと自暴自棄になったり、他に何かを求めたりしまいがちです。外に目を向け、あれもほしい、これもほしい、ああなりたい、こうなりたい、と他者と比較をして思い悩み、苦しむのです。しかし大切なものはすべて、あなたの掌の中にあるのです、あなた自身を信じてください、と教えている禅語なのです。
そして、親、ご先祖から尊いいのちのバトンをいただいているのです。仏心をいただいているのです。優しさや思いやり、時には勇気の心。そこに目を向け自らが輝き、他者を輝かせる、それが明珠なのです。
自分の手のひらをよく見てみましょう。誰かと比べることを必要としない、自分という宝物があります。磨けば光るその宝は、あなたが気づくのを待っているのです。
※今回も学び多き坐禅会でした。
整体療術院UPとしての受けとめ
「明珠在掌」という言葉は、「その人自身がすでに宝物を持っている」という禅の教えです。
整体の現場でも、不調や悩みを抱えている方にお会いするたびに、「本来の力や可能性はすでにその人の中にある」と感じます。
体は時に不調や疲れで曇ることがありますが、その下には必ず「本来の明るさ・しなやかさ」が眠っています。整体でバランスを整えることは、その光を引き出すお手伝いに過ぎません。
他者と比べるのではなく、自分という存在が尊い宝物であることに気づくこと。
その気づきをきっかけに、日常を少しずつ軽やかに過ごしていただけたらと思います。
おわりに
今回も坐禅会を通して、心に残る学びをいただきました。
「明珠在掌」の言葉を胸に、整体療術院UPとしても一人ひとりの内にある宝を大切にしながら、日々の施術に向き合っていきます。
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顕上 義宗(けんじょう よしむね)
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