こんにちは、整体療術院UPです。
今回のブログは、2025年3月に参加した坐禅会での学びの記録です。
毎月第3日曜日に地元のお寺で行われる坐禅会に参加しています。坐禅のあとにはお経をお唱えし、住職様(方丈様)から配られるプリントをもとに法話をお聞きしています。私にとって、とても貴重でかけがえのない時間です。
📖 今回のプリントより(そのまま転記)
『応病与薬(おうびょうよやく)』《維摩経》
読んで字の通り、「その人の病気に合った薬を適切に与える」ということから、「人々の持つ迷いや煩悩による苦しみに応じて、それぞれに最も適した教えを説く」ということです。これを「対機説法」ともいい、お釈迦さまもこのように説法されました。
その時その処に適した臨機応変の教えを説くことは、仏教に限らないことです。学校での勉強やスポーツの世界でも、同じことが言えるはずです。ルールや指導方法など、時代の流れに沿って変わることはよくあることで、指導者は自分の経験だけに頼っていてはならないということでもあります。また人は百人十色、教わる人たちの特性や上達の度合いも皆違いがあり、そのことをよく知り、そして何より信頼関係を築きながら、ともに苦しみや辛さを乗り越え、それぞれの持つ世界の喜びや楽しみを伝えていくことが、良き指導者、となるのでしょう。
私にも教えを求めに来て下さる方が時折おられます。自分の備えているものを精一杯お伝えするのですが、まだまだ力不足ゆえに人々の心に適う薬が充分に処方できていないように思えてなりません。
そこで、今出来る事は、少しでも仏教を深く学び、実践をし、一人でも多くの人に耳を傾けることと考えます。
一歩でもお釈迦さまに近づけるよう精進し、「応病与薬」の僧でありたいと思うこの頃です。
整体療術院UPとしての受けとめ
この「応病与薬」という言葉は、整体の現場でも強く響きます。
体の不調や悩みは一見同じように見えても、その背景や原因は人それぞれ違います。
大切なのは「その人に合わせた整え方」であり、マニュアル通りの一方的なやり方ではなく、今の状態や回復のペースに応じて向き合うことだと感じます。
坐禅会での学びを通じて、整体療術院UPでも一人ひとりの体に合ったアプローチを心がけ、安心して受けていただける時間を積み重ねていきたいと思います。
おわりに
今回も、坐禅会で大切な学びをいただきました。
この記録を続けていくことで、自分自身の歩みを見直し、また整体を受けてくださる方々へのお役立ちにつなげていきたいと考えています。
※ 次回(2025年4月)の坐禅会の記事も順次まとめていく予定です。
👉🌿 坐禅会 2025年4月「春光日々新(しゅんこうひびあらたなり)」
※関連記事
👉 🧘♂️ただ坐るということ 〜坐禅と瞑想、その違いから見える“今”の捉え方〜
※私が坐禅会に参加しているのは、新潟市秋葉区にある
曹洞宗 福聚山 観音寺(公式サイトはこちら 👉 https://sotoshu-kannonji.com/ )です。
整体療術院UP
新潟市秋葉区北上2-13-9
☎ 0250-22-5973
顕上 義宗(けんじょう よしむね)
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