「リハビリって、いつまで受けられるの?」と思ったことはありませんか?

イスに座って脚を伸ばす運動をしている女性のイラスト。リハビリのやさしいイメージを表現。 からだの話(制度・仕組み)
💡 写真はイスに座って行う軽い運動のイメージです。 リハビリの内容や受けられる期間について、あらためて確認してみたことを記事にまとめました。

最近、「整形外科でリハビリに通っていたんですが…」というお話を耳にすることがありました。

その中には、

  • 「通える回数が決まっていたみたいで、もう行けなくなりました」
  • 「“今回で最後になります”って急に言われて戸惑ってしまって…」
  • 「忙しくて通えず、そのままやめてしまいました」

といった声もありました。

そうしたやりとりの中で、**リハビリってどのくらいの期間続けられるものなのかな?**と、私自身も気になり、少し調べてみることにしました。

以下は、公に掲載されている情報を一般の方にも分かりやすくまとめた内容です。

あくまでも“ひとつの参考”としてお読みいただけたらと思います。

詳しくは、医療機関での確認をおすすめします。

「運動器リハビリ」ってどんなもの?

「運動器(うんどうき)」とは、体を動かすために必要な 骨・関節・筋肉・神経などをまとめた言葉です。

つまり「運動器リハビリ」とは、たとえば次のようなケースで行われるものです:

  • 骨折やねんざのあと、関節の動きが悪くなってしまったとき
  • 腰や肩の痛みで体が動かしづらいとき
  • 膝や股関節の不調で、歩きづらくなってきたとき
  • 手術のあとの回復のために、体を動かす練習をしたいとき

これらの不調に対して、専門のスタッフ(理学療法士など)の指導のもとで、

無理なく体を動かしながら、日常生活に戻るための準備をしていくのが目的とされています。

実は「150日まで」という決まりがあります

医療機関で受けられる運動器リハビリは、健康保険の制度上「原則150日間」が上限とされています。

これは、診療報酬という仕組みの中で決められているルールで、対象となる症状や部位(腰・膝・肩など)が明確に分類されています。

たとえば:

  • 骨折や捻挫など → 150日以内
  • 腰や膝など慢性的な不調 → 150日以内
  • 脳血管の後遺症リハビリ → 180日以内(別枠)

ただし、「150日経ったら必ず終わり」というよりは、**制度上“保険の対象になるのが最大150日”**という位置づけです。

通っていた医療機関で「今日で終わりになりますね」と言われた背景には、こうした制度の区切りがあるのかもしれません。

公的な情報はこちらに掲載されています

制度の詳細については、以下のような公的資料に記載されています。

ご興味のある方は、ぜひご覧になってみてください。

知っておくだけでも、参考になるかもしれません

ここでご紹介した内容は、私自身が「気になって調べてみたこと」のひとつです。

実際のリハビリの内容や方針は、症状や医療機関ごとに異なると思いますので、

詳しくは医師や担当のスタッフの方に確認することをおすすめします。

ただ、こういった仕組みがあることを少しでも知っておくことで、「自分に合う方法をどう選んでいくか」を考えるヒントになるかもしれない――

そんな思いで、今回はご紹介してみました。

リハビリが一区切りしたあと、「この先どう体を使っていけばいいのか」と感じた方へ――

よければ、こちらの記事も参考になるかもしれません。

👉 体のバランスを整える日々

 

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