〜整体の視点から考える 子どもの「姿勢」と「整う力」〜

姿勢よく立つ子どもと猫背ぎみの子どもの比較イラスト 子どもの体と成長
姿勢の違いは体の使い方のサインです           整体療術院UP

こんにちは、整体療術院UPです。
最近、お子さんの姿勢について「気になる」と感じている親御さんが増えてきました。

「座っているとすぐ崩れてしまう」
「鉛筆を持つときに身体が傾く」
「なんとなく、姿勢が弱い感じがする」

そんな“ちょっとした違和感”に気づいている方も多いのではないでしょうか。


姿勢が悪い=だらしない、ではありません

子どもが姿勢を崩しているとき、それは単に「リラックスしているだけ」のこともあります。

でももし「その姿勢がいちばんラクそうに見える」のであれば――
体のどこかに負担や偏りがあって、整った姿勢を保てない状態かもしれません。


「姿勢よくしなさい!」でよくなるわけではない理由

親御さんからよく聞く言葉に、

  • 「背筋を伸ばして!」

  • 「猫背にならないで!」

といったものがあります。

でも、実はこれ、子どもにとって逆にツラく感じる場合があるんです。
なぜなら――

  • 骨盤が傾いている

  • 体の軸がずれている

  • 呼吸が浅くなっている

体の土台が整っていないと、「いい姿勢」を保つための筋肉やバランスが使えない状態になってしまうからです。


子どもは体が素直。だからこそ、整いやすい

子どもたちは大人に比べて、まだクセや固さが深くありません。
その分、整体で体のバランスを整えると、呼吸や立ち方、姿勢の感覚がグッと変わることがあります。

実際に整体を受けたお子さんが
「なんか、体が軽い!」とうれしそうに話してくれたこともありました。

それを見た親御さんが「私も受けてみようかな」と整体を一緒に受けてくださることもあります。
親子で体を整える時間が生まれるのも、とても素敵なことですね。


姿勢の乱れは体力や集中力にも影響します

姿勢が乱れると――

  • 呼吸が浅くなる

  • 体幹が不安定になる

  • 視線が落ちる・目が疲れやすくなる

その結果、集中力が続きにくくなったり、疲れやすくなったりするケースも見られます。
つまり、**「姿勢が崩れている=体がちゃんと使えていない」**状態なのです。


「姿勢を正す」のではなく、「整いやすい体」に

子どもの姿勢をよくしようとすると、つい「まっすぐにしなさい!」と声をかけたくなります。

でもそれは、姿勢を崩すクセが悪いのではなく、姿勢を保てない体の状態であることが多いのです。

整体の考え方では、
「姿勢をよくする」のではなく「体を整える」ことで、自然に姿勢がよくなる方向へ導いていきます。


まとめ:気になる姿勢には、やさしくアプローチを

子どもの姿勢の乱れには、体のクセ、生活環境、心の緊張など、さまざまな要因が関わっています。

無理に背筋を伸ばさせるのではなく、
「どうしてこの姿勢になるのかな?」と体の声に耳を傾けてみることが大切です。

実は、こうした姿勢の背景には体力や運動の不足が関わっていることも少なくありません。


子どもの体力や運動能力についてはこちらの記事でもお伝えしていますので、あわせて参考にしていただければと思います。👉 〜社会全体で支える体の土台づくり〜 子どもの体力と運動能力

整体療術院UPでは、そんな体とのやさしい向き合い方を、これからも大切にしていきたいと考えています。

※なお、以下は公的機関がまとめている参考資料です。少し堅めの内容にはなりますが、信頼できる情報源としてご紹介します。

◆ 文部科学省「幼児期運動指針」
毎日の多様な遊びや運動が、姿勢や体の発達に欠かせないことが示されています。
👉 幼児期運動指針(文部科学省サイト


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