年齢とともに変化する脳。認知症は誰にとっても身近な課題です。新潟県の最新データも踏まえ、生活習慣や体の整え方からできる予防法をやさしく紹介します。
こんにちは、整体療術院UPです。
年齢を重ねるにつれて「物忘れが増えた」「うっかりが多い」と感じる方はいませんか?
実はそれ、自然な脳の変化かもしれません。
今回は「脳の加齢による変化」と「認知症の予防」について、やさしくお話していきます。
◆ 脳も年齢とともに変わっていきます
人の体が少しずつ変化するのと同じように、脳も年齢とともに変わります。
特に記憶に関わる「海馬(かいば)」は加齢で縮みやすく、「物忘れが多くなる」原因の一つと考えられています。
ただし、すべての物忘れが「認知症」ではありません。自然な変化であれば、過度に心配する必要はありません。
◆ 認知症ってどんな病気?
認知症とは、記憶力や判断力が少しずつ落ち、日常生活に支障が出てしまう状態です。
代表的なのは「アルツハイマー型認知症」。
その他にも、
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脳の血流が悪くなって起きる「脳血管性認知症」
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幻視などの症状がある「レビー小体型認知症」
など、いくつか種類があります。
完全に治すことは難しくても、進行をゆるやかにすることは可能です。大切なのは「早めに気づき、できることから対処すること」です。
◆ 新潟県の現状から考える
📰 新潟日報(2025年9月6日)によると、県内の65歳以上の高齢者の 約7人に1人が認知症 と推計されています。
2025年には約10万人、2050年には15万人近くに増える見込みです。
つまり、認知症は誰にとっても「特別なこと」ではなく、身近な課題になりつつあるのです。
だからこそ、一人ひとりができる予防や工夫が大切になってきます。
◆ 予防のポイントは「生活習慣」
最近の研究では、生活習慣の見直しが認知症予防につながることが分かってきています。
特に「食事」と「運動」が注目されています。
● 食事の工夫
魚や野菜をしっかりとり、バランスのよい食事を心がけましょう。
中でもオリーブオイルやナッツ、魚介を中心にした「地中海食」は脳の健康によいとされています。
● 運動の習慣
定期的な運動は脳の血流をよくし、記憶や思考の働きを支えます。
ウォーキングや体操など、無理なく続けられる軽い運動がおすすめです。
「がんばるぞ!」と気負わず、毎日の中に自然に取り入れられると理想的です。
◆ 体と心のバランスを整えることも大切に
整体療術院UPでは、脳の健康も「体全体のバランス」と深く関わっていると考えています。
呼吸が浅くなったり、体が緊張すると思考がまとまりにくくなることがあります。
「最近、集中できない」「気持ちが前向きになれない」――そんな時こそ、体の緊張をゆるめる時間が心と脳にやさしく働きかけます。
日常生活の中に「ゆるめる」「整える」「つながる」時間を持つことも、脳の健康を守る一歩です。
◆ おわりに
認知症は、もはや他人事ではありません。
けれど、生活の中でできることもたくさんあります。
食事・運動・人との関わりを大切にしながら、無理なく「自分らしいペース」で続けることが、一番の予防につながります。
整体療術院UPでは、体を整えることを通じて、みなさんの健康長寿を応援しています。
※脳の働きや物忘れについて、もう少し詳しく知りたい方へ。
「最近、物忘れが増えたかも?」と感じたときに読んでいただきたい記事もあります。
👉 【整体×脳の話】「最近、物忘れが増えたかも?」と思ったら読んでほしい話
整体療術院UP
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顕上義宗(けんじょうよしむね)
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