物忘れや集中力の低下を「年のせい」と片づけていませんか?脳のしくみや認知機能をやさしく解説し、今日からできる脳のケアを紹介します。
こんにちは、整体療術院UPです。
「あれ?何しに来たんだっけ?」「人の名前がすぐに出てこない」――そんな経験はありませんか?
年齢のせいと片づけてしまいがちですが、実は脳のしくみや使い方にヒントがあるかもしれません。
今回は、放送大学の『健康長寿のためのスポートロジー』で学んだ内容をもとに、脳と認知機能の関係を初心者にも分かりやすくご紹介します。
🧠 認知機能とは?
認知機能とは「考える・覚える・判断する・計画する」といった頭の働きを支える力です。
加齢によって少しずつ変化しますが、日々の暮らしや使い方で十分に保つことができます。
🧠 脳の中の大事な場所
● 大脳皮質(だいのうひしつ)
言葉を話す・体を動かす・理解するなど、“考える脳”の中心です。
● 大脳辺縁系(だいのうへんえんけい)
“感情と記憶の脳”。嬉しかったことや悲しかったことなど、気持ちの記憶に深く関わります。
🧠 脳の細胞たち
脳を構成する主な細胞は2種類。
- 神経細胞(ニューロン) … 情報を伝える「連絡役」
- グリア細胞 … 神経細胞を支える「お世話係」
近年では、グリア細胞も記憶や判断力に関係すると考えられています。
🧠 記憶にもいろんな種類があります
- エピソード記憶 … 自分の体験を思い出す記憶
- 意味記憶 … 知識や言葉の意味を覚える記憶
- 手続き記憶 … 自転車や箸の使い方など、体が覚えている記憶
🧠 前頭連合野(ぜんとうれんごうや)ってなに?
おでこの奥にある「司令塔」のような場所。
- 遂行機能 … 計画を立てて実行する力
- 作動記憶(ワーキングメモリー) … 一時的に覚える力
- 人格やその人らしさ … 考え方や判断のくせに関わる
✅ 今日のまとめ
- 脳にはさまざまな役割があり、連携して働いている
- 「最近の私、ちょっと変かも?」と気づくことが第一歩
- 体と同じように、脳もケアしていける
🌱 今日からできる、やさしい脳活ヒント
- いつもと違う道を歩く
- 買い物をメモなしで思い出す
- 初めて会う人にあいさつする
- 新しい料理に挑戦する
日常に少しの「新しい刺激」を入れるだけで、脳は元気に働き出します。
🌸 整体と脳って関係あるの?
整体で体のバランスが整うと、呼吸や血流も整いやすくなります。
それが脳にとってもやさしい刺激になることがあります。
「なんとなく頭が重い」「集中力が続かない」――そんなときも、体を整えることが脳のケアにつながります。
※あわせてこちらもどうぞ:👉年齢とともに変わる脳のこと。今からできる認知症予防とは?
🔗 もっと詳しく知りたい方へ
公的な情報としては、厚生労働省がまとめた「認知症に関する相談先」ページがあります。
地域包括支援センターや「もの忘れ外来」、電話相談など、認知症に関する不安や相談に応じてくれる窓口が紹介されています。
整体療術院UP
📍 新潟市秋葉区北上2-13-9
📞 0250-22-5973
顕上義宗(けんじょうよしむね)
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