私は治ろうなんて思っていない

笑顔の年配女性のイラスト。やさしい雰囲気で安心感を与える人物イラスト 整体の考え方
『三歩進んで二歩下がる』くらいがちょうどいい 整体療術院UP

これまでのブログでもお伝えしてきましたが、整体療術院UPの整体は「痛みを取ることだけ」を目的にしていません。

UPの整体はいわゆる「もみほぐす」マッサージのようなことはしません。
なぜなら、私の経験上、強い刺激は筋肉を硬くし、かえって体のバランスを崩してしまうことがあるからです。

私自身も開業当初は、親指や肘を使って「グリグリ」「ゴリゴリ」と強い刺激を入れる方法を取り入れていました。
しかしある時期から「人の体はもっとデリケートで、別の方法があるのでは?」と強く疑問を持つようになり、整体そのものを勉強し直しました(今も継続中です)。


整体で大切にしていること

整体は体の左右のバランスを整えながら、自然な回復力を引き出していくものです。
現在の方法を取り入れてから、以前よりも不調の改善が見られるようになりました。

そこで「整体を続けて受けていくときの心構え」について、私なりの考えをお伝えします。

キーワードは 「焦らず・慌てず・あきらめず」 です。

つらい状況の中では、誰もが「一刻も早くラクになりたい」と思うもの。
でも人間の体は機械のように部品を取り替えることはできません。
全体のバランスを見ながら、少しずつ整えていくことが大切なのです。


続けやすい人と続かない人

私と相談しながら、自分のペースを守って定期的に受けていただくのがおすすめです。

逆に続けにくいのは、短期間で何度も予約を入れて「一発勝負」と考えてしまう方です。
「今回も治らない」「まだ痛みが残っている」と残りの不調ばかりに目を向けてしまうのです。

例えば、一番つらいときを「10」とすると、整体後に「6」までやわらいでも、残りの「4」にばかり意識が向いてしまう。
その「4」が心の中でまた「10」に膨らんでしまい、「まだ痛い」「まだつらい」と感じてしまうのです。

改善は一直線ではなく、「6」から「5」に戻ることもあれば、その後「7」へ進むこともあります。
体はそうやって波を描きながら変わっていきます。


ある日の会話から

整体をしているときに、ある方がこう話してくれました。

Aさん「長年の痛みだから、三歩進んで二歩下がるくらいでいきます」

まさに整体にぴったりな考え方だと思います。

そして、もうひとりの方はこう言いました。

Bさん「私は治ろうなんて思っていない」

Bさんは何年も整体を続けていますが、受けたあとはいつも「楽になった」と笑顔で帰られます。

その姿を見るたびに、整体は「治す」ことだけではなく、日々を軽やかに過ごすための支えなのだと改めて感じます。

そして、継続して整えた人にしか見えない世界がまっています。

体のバランスを整えていくことで、日常に少しずつ変化が表れてきます。
その先にあることについては、こちらの記事でもまとめています。
👉 体の土台を整えると、待っている良いこと


整体に年齢は関係ありません
そして始めるのに遅いもありません


整体療術院UP
新潟市秋葉区北上2-13-9
☎ 0250-22-5973
顕上 義宗(けんじょう よしむね)

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